report

「伝えたいこと」が生まれるとき

3年前のまちの教室で行われた「綴る手、刷る手、届ける手〜リトルプレスの将来性〜」の続編が、「栞日」の店主菊地徹さんとWORLD YOUTH PRODUCTS(以下、WYP)編集長の川口瞬さんの対談というかたちで行われました。今回の授業では、3年前から現在に至るまでのWYPについてからお二人の考え方の変化、さらにはこの時代における本の可能性やまちとの関係性にまで話が及びました。

働きながら働き方を考える
WYPは2011年、川口さんが会社員時代にスタート。「今自分たちが思っている働くと言う感覚は世界のスタンダードではないのかもしれない」と思い、日本とは働く価値観が違う場所としてインドを取材。2013年に1冊目を出版しました。その後2014年には、メンバーも5人に増え、次は自分たちと同世代の価値観を知りたいと2冊目は日本で取材。 インタビューしたものを紙面に書き起こし、そこに展示会の来場者が注釈を加えるというスタイルをとったそうです。この企画、たった2週間で行なったというから驚きです。

これをきっかけに、0からつくる面白さを実感し自分たちでやっていく自信がついていったメンバーは、ここまでの「働きながら」これからの自分たちの働き方を考えていくために「つくる」スタイルから、全員が会社を辞めてそれぞれの道へ進む決断をします。そこから紆余曲折してできたのが3冊目となる今号でした。

Read More

interview

この時代における本の可能性を一緒に考えたい。

「綴る手、刷る手、届ける手〜リトルプレスの将来性〜」より、3年。題材となった「WYP vol.0.5」の続きとなる、「WYP vol.1」デンマーク特集が発行されました。その発行を記念して、前回は海外渡航中のためにお呼びできなかった、編集長の川口さんをお招きして、まちの教室を開催します。

Read More

class

【終了】だから僕らは本で伝える。

2014年夏の「まちの教室」に講師としてお招きした、雑誌『WYP』の編集部を、再び松本に迎えます。
「WYP」は「WORLD YOUTH PRODUCTS」の頭文字で「ワイプ」と読みます。「働き方」や「生き方」がテーマの雑誌のタイトルでもあり、それらのテーマを探求する1987年生まれの4人のメンバーによるチームの名前でもあります。

Read More

report

私がまちをつくり、まちが私をつくる

『あなた自身が、あなたのまち。(You are your city.)』
今回の講師、紫牟田信子さんが「シビックプライド」をあらわすものの一つとして紹介していた言葉です。

20161126058_02

自分自身がまちだとしたら、自分のまちへの態度ってどうだったんだろう。
私は、今住んでいる松本市に対して、環境もまちの人も好きなんだけど文句は言っちゃうみたいな、反抗期の家族のような関係だなと思ったりします。
でも、自分=まちなら、文句は自分自身に返ってくるってこと。どうしたらまちが改善するかも自分次第ってこと?

都市に対する市民の誇り、当事者意識に基づくまちへの愛情やまちの一員であることの自負心を「シビックプライド」と言います。
なんだか、難しい言葉のように感じます…。
まちの教室、2016年最後の授業のテーマはこの「シビックプライド」をみんなで考える授業。

Read More

report

自分をコーディネートする言葉

11/26は長野県立図書館をお借りして、年内最後のまちの教室。
午前授業は河野聡子さんをお招きして、「言葉」についての授業が開催されました。

「言葉」ってすごいむずかしいものだと思います。自分が思っていることを、細かいニュアンスまできちんと相手に伝えるってすごく難儀。ちがう意味でとらえられてしまうこともしばしばで、よく苦労しています。
そんな中での河野さんの授業!授業の前から目の前に置いてあって気になる「ポジティブな呪いのつみき」の言葉の数々を眺めて、これから展開されるであろう言葉の魅力の数々にわくわくしながら、授業はスタート!

20161126057_01

河野さんは、大学卒業の時期に作品を発表する場が欲しいなと思ったことがきっかけで、TOLTAという場・サークルをつくります。そこから生み出される言葉を使った作品はどれも型破りで、すごくおもしろい!ということで、まず最初にそのTOLTAの作品について、詳しくお話していただきました。

Read More

report

変化に対応する「余地」

「はじまってしまったコミュニティのその後」と題し、nanodaのきっかけとなった三田の家をはじめた坂倉先生を講師に、長野県内のコミュニティや場所を運営する3人と共に5回目となる「しおじり まちの教室」が開催されました。

20161022_01

Read More

class

【終了】紫牟田伸子さんに聞く、シビックプライドとは。そして、いま地域に必要なこと。

いま長野だけでなく、日本中のさまざまな地域でプロジェクトが立ち上がり、またその動きが注目されています。そしてこの流れはこの十数年続くなかで、変化も起きています。例えば、消えようとする地域産業を守ろうとするような動きは、一時は東京という大きな経済圏や、またそこを飛び越えて世界へ売り出すようなことを中心としていましたが、地方創生と叫ばれるずっと前からその地域にある営みのなかにあった「あり方」を見つめ直し、必要以上に東京や世界を意識せず、その地域に合った最適解をそれぞれに探す流れに変わってきています。
これは、短期的に効果が出る、人の身体感覚以上の動きは長続きせず、小さくまとまるということではないローカライズとその継続が、プロジェクトが続いていくために必要となっていることの示唆のような気がしています。きっと、それが長い目で見たときに、回り回って人が訪れたい土地になっていくんだ、とも。

Read More

class

【終了】言葉を遊び、味わい、実験するー言葉と私たちの、日常に潜む関係

話し言葉や、文学、SNS…世の中は「言葉」で溢れています。普段、私たちは何気なく言葉を使っていますが、今回焦点を当てるのは「言葉との関わり方」。言葉でコミュニケーションするということ、選び方で伝えられる世界が変わることを考えてみたいと思います。道具としての言葉から言葉それ自体へ通じていくおもしろさや気づきを、詩を中心とした言葉の多様なあり方を追求してきたユニット、TOLTA代表の河野聡子さんにお話しいただきます。TOLTAの作品に触れることやワークショップを通して言葉の世界に浸りましょう。

Read More

report

「主役はあなた」を引き出してくれるマイプロジェクトの力

9月24日(土)「まちの教室(伊那)」の午後授業では、午前授業の講師 金森さん(カタリ場事業部シニアマネージャー・文京区青少年プラザb-lab副館長)に引き続き講師を務めていただきました!授業は題して、「地域を変える、未来を変える『マイプロジェクト』に挑戦!!」。今回は、活発に行われたワークショップを中心に、授業を振り返りレポートをお届けします!

20160924056report01

*NPO法人カタリバが運営するマイプロジェクトとは?
2011年の東日本大震災により被災した子どもたちのために岩手県大槌町で始まった、放課後学校「コラボ・スクール」で生まれた活動の一つです。仮設住宅での生活は、中高生にとって勉強環境の確保が難しいという現状があります。コラボ・スクールは、学ぶ場所を失った中高生に学習指導、そして友達との交流の場を提供しています。その中で、自分の身の回りにある課題を見つけそれを解決するまでの一連の過程を学ぶ「マイプロジェクト」が始まり、今では全国に広がっているプロジェクト学習です。

Read More

class

【終了】はじまってしまったコミュニティのその後

「三田の家」に偶然出会った2009年11月25日。「創造的欠如」を参考に、2012年4月15日nanodaが始まってから4年半が経ちました。
「三田の家」は2013年12月15日、7年間の活動に終止符を打ちました。その際、形見分けとして、象徴として三田の家を支えていた「黒板」をいただき、その黒板がnanodaに届いてから1,042日となりました。
2013年8月8日には「つくらないことからはじまるコミュニテイデザイン」企画を、今回と同じ会場で開催しました。当時は、長野県内に同時多発的にオルタナティブスペースやコワーキングスペースなど「サードプレイス」が生まれ始めたころでした。
今回、坂倉さんに塩尻市へお越しいただくのは4回目です。最近、長野県に生まれた新たな「サードプレイス」のコーディネーター3人をゲストに迎え、「坂倉さん、これどうな感じですかね?」的にゆるーい進め方で、多様な参加者のみなさんと一緒に「つくろうとおもってなかったのに、つくれてしまったコミュニティ」などについての対話からの場をつくれればと思います。

Read More

report

古材がもっと身近な未来を。

しとしとと雨の降る上諏訪の街、会場であるReBuilding Center JAPAN(以下、リビセン)には40人以上もの方にお集まりいただきました。オープンに向けて工事真っ最中、新しいことが動き出す匂いのする空間に、みなさん興味津々!
「絶対、楽しくなると思う!こんなに広いけどすでに手狭になる気がして心配!」と笑うのは、リビセンスタッフの華南子さん。リビセンではスタッフのみなさんがとにかくにこにこ、わくわくしているのが印象的です。

20160827052report_01

Read More

class

【終了】地域を変える、未来を変える「マイプロジェクト」に挑戦!!

近年、俄然注目を浴び始めた「マイプロジェクト」。人や社会を幸せにしてきたのは、いつだってプロジェクト。誰だって持っている想い、自分の中にある“こうあってほしい”を、プロジェクトに。自分だけのプロジェクトがきっとある。自分にできることが「今」ここにある。そんな私だけのプロジェクト作りにみんなで挑戦していきます!

Read More

class

【終了】子どもたちを輝かせる探求型学習に挑戦!!

1人より2人。2人よりみんな。子どもたち同士のつながる連鎖が学びをより大きく、より深くしていく。未知の課題をドキドキ、ワクワクしながらみんなで探検するかのうように楽しんでいく。そんな、学習がこれからのスタンダードになろうとしています。その背景や目的を学びながら、参加者同士でこの探求型学習の実践を行います!

Read More

report

わたしの地元で撮影したみたいなんだけど、一緒に観に行かない?

20160827053_05

地域で映画を撮るということ。

近年、その年の大河ドラマの舞台となる場所は様々なメディアでもよく取り上げられるようになるほど大変賑わいますよね。
そんなロケの誘致が全国で競われるようにして行われているそうです。
制作側の視点でみると、撮影の日数が増えるとお金がかかることもあり、よりスムーズに撮影できる地域がロケ地として選ばれるそう。
撮影をスムーズに進めるには、その地域の人たちの協力が欠かせないといいます。
そのときに重要な役割を担うのが、日本全国、様々な地域にあるフィルムコミッションという機関。
フィルムコミッションとは、一言で言うと映画をはじめとする映像の撮影場所の誘致や撮影の支援をする機関のこと。その土地の魅力をプレゼンテーションしたり、撮影することが決まれば撮影場所の許可をとったり、エキストラを集めたり、スタッフさんの宿泊場所や食事を手配したりと、撮影をスムーズに行うためにありとあらゆる仕事をこなします。

Read More

interview

続けていくために古材の世界の歴史から知りたい。

20160827052_01

8月12日に「廃材・古材の再利用から考える諏訪や日本のこれから」授業コーディネーター、東野さんを訪ね、授業会場でもある上諏訪駅近くのReBuilding Center予定地へ。
改装工事中の現場は、スタッフだけでなく、地元の人や日本全国からこの現場を手伝うためにやってきた人たちが集まり、「これからここで新しいモノゴトが始まっていく!」という、お店の立ち上げ時期独特の雰囲気に満ちていました。

Read More

class

【終了】どうして長野県内で映画撮影が多いのか!?フィルムコミッションってなに?

わたしたちの住む街で、頻繁に映画撮影が行われている。映画撮影が地域で行われている背景には、エキストラだけではなくいろんな人が関わり、協力があります。街で映画撮影が行われるということはどんな意味があり、どんな恩恵があるのか?地域で映画を誘致することを、映画撮影に関わる人を通して深く探っていきます。

Read More

report

お金がすべてではない。なら、ギフトしあうことも1つの方法に。

20160723_01

「経済」とか「お金」についてなんて、難しいの?って思う授業テーマ。午前中は、ものごころが付いた頃から何の疑問もなく使っている「お金」について考察してみませんか?というもの。それに対し、午後は「ギフトエコノミー(贈与経済)」について実際にアメリカで考案されたワークショップを実体験する授業。今回は、vol.050とvol.051を通しで参加してレポートします。
わたしにとって、ここ数年で違和感が強くなっている「消費のための需要の掘り起こし」や「数字だけの経済」について、感じている違和の理由が少しでも知れるといいなぁとの、淡い期待を胸に椅子に座りました。

Read More

class

【終了】廃材・古材の再利用から考える諏訪や日本のこれから

 建築建材のリサイクルショップ兼カフェであるReBuilding Center JAPAN(リビセン)を工事中の長野県諏訪市に、名古屋からstore in factoryというアンティークショップを運営する株式会社studio trussの原佳希さんをお招きして廃材・古材の再利用からこれからの諏訪や日本を考えます。会場はリビセンの工事中の現場になります。
 増え続ける空き家、解体されていく古民家、捨てられる廃材、変わっていく景色。いま日本の地方都市はどこも同じような問題を抱えています。一方アメリカでは廃材利用やDIYの精神が根付いており築100年以上の建物を解体するにはその材料の再利用が義務付けられた都市も出てきました。10年以上アメリカに通い古物を扱ってきた僕の大先輩をお招きして、アメリカのいま、日本のこれからなどざっくばらんな話からこれからのことを考えます。

Read More

report

物語を食べ、非日常を味わうレストラン

IMG_8819
あぁ、なるほど!ぼくらは食の「情報」を食べる時代に生きているんだなぁ……と、今回の授業を受け終えて思いました。

「三ツ星レストラン」や「郷土食」、「安心安全」、最近ブームの「発酵食品」などなど……。ぼくたちは実際に食べ物を自分の舌で味わう前に、それにまつわるたくさんの情報に接しています。今では「食」というのは、単純に味覚をはじめとした五感だけで判断することはほとんどできないのかもしれません。

そこでぼくが感じたのは、それが良いとか悪いとかではなく、そうであるということを前提にして、どうやってぼくらは「食」との関係を築いていくかを考えることが必要なんだなということでした。

Read More

interview

経済?お金?考えちゃいけなそうなことを考えるのが実は一番楽しい。

まちの教室7月は、“お金”や“ギフトエコノミー”といった“経済”についてがテーマ。「瞑想とギフトエコノミー」の著者 熊倉敬聡氏をお招きしての授業です。授業コーディネーターの細井岳さんが、著書を読み実際にお話しを聞いてみたい!という、思いから今回の授業はスタートしました。今回のテーマへの経緯や、実践みていること、なぜそこに至ったの?など、細井さんに話しをお聞きしました。

20160723_01

ー 今回の授業テーマ“お金”や“ギフトエコノミー”に合わせた、おすすめの本もお持ちいただきましたが、どんな本なのでしょうか?

洞窟で暮らしますとか、お金使いません、みたいな、(お金から離れた生活を実際にしている)極端な人たちだったり、中庸というかギフトエコノミーで、都会でパーマカルチャーっていう面白い本。(お金)なくていいやーなところも押さえつつ、でもそれじゃあ(今に)フィットしないから、じゃあここら辺りまでが許容かなっていうところまでの本。本当は、もっと今の経済のあり方をベースにした考え方があるはず。熊倉先生も本を読んだ限りでは、結構ラディカルなんですよ。

Read More