interview

寅さんは小諸をよく愛していたと聞いています

「寅さん」こと、渥美清さんが足しげく訪れた土地、小諸。
長野県に移り住んで4年の私、実は今回が初めての小諸訪問なのです。

いろんな作品のロケ地になっている小諸は、実際に行ってみるとあっちを見てもこっちをみても写真を撮りたくなるようなまち!
ふと目をやるとゆるやかに上っていく浅間山のふもとに沿って家が並んでいるのです。
また、ふと近くを見るとレトロな雰囲気のお店がきゅっと集まっています。
初めて来たのに懐かしくなるような、この雰囲気がいい!

映画とゆかりのある小諸で、今回の授業は映画をキーに人とつながることを考えます。

「映画で人とつながる」…??

想像できることは、
デートのシチュエーションである、二人で映画を見て感想を言い合う、とか?
こども会でみんなで集まって鑑賞する、とか?

山中さんに聞くと、違うらしいのです。
「映画にエキストラとして登場すること」をきっかけに人がつながる!!
映画に出演できる機会ってあんまりないし、ハードル高くないですか…?

今回の講師は映画監督の秋原北胤さん。
秋原さんは地元の人にエキストラをお願いすることで、そのエキストラさん同士での交流が起こるようにしているとのこと。

地元の人をエキストラにするだけでなく、一度エキストラになった人には違う場所でも参加してもらえるようにしていると山中さんは言います。
映画の撮影自体は点々としながら、その場所にエキストラさんたちが集まってくる形です。
一度きり、ではなく、継続的に、場所を変えながらエキストラに参加することで、顔なじみの人も増えるし、新しい土地での新しい出会いもある。
これが、山中さんのいう「映画で人とつながる」ことなのですね。

ちょっとキャラバン隊みたいで面白いですよね。土地を点々としながら商機のある場所・タイミングでお店を開く。それはイベント的に消えてゆくのではなく、確かにそこにあって、継続的に次の土地を目指しながら進んでいく。それぞれの土地での出会いもあって、その出会いは大切に、きっかけにしながら生計を立てている。

コミュニティをつくる、ということを考えるとき、お店などの場所を持ったり、ある土地で継続的にイベントを起こしたりと、その土地で固定になることを考えがちなのかなぁとお話を聞いていて思いました。それは、その土地の中でのコミュニティづくりを考えているのだから当たり前だし、効果的なアプロ—チでありますが、今回のお話はそこから一歩離れたところにいます。

ちょっと違った視点からコミュニティを考えたい人におすすめです。
授業の中ではどのような人とのつながりが起こるのでしょうか?

(まちの教室スタッフ 越智風花)

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山中琢磨(ソフトウェアエンジニア)
1978年生まれ。東京でのIT系サラリーマン生活を経た後、長野県に戻る。現在はwebサイトの制作などを中心にしながら、小諸市相生町商店街の空き店舗を活用した「商店街で部活」など地域を盛り上げる取り組みにも関わっている。